現在、20代女子の間でブームともなっているパパ活。
経済的余裕のある男性がパパとなり、お金に余裕のない女の子を援助するというシステムになっています。
パパ側は、「若い女の子と話をしたい、頼りにされたい」という願望を満たすことができ、女の子側は経済的支援を受けられるのと同時に、一流の男性と身近に接することで考え方を成長させることができたり、人間としてもステップアップすることができます。
そんなパパ活ですが、ブームになると同時に詐欺が横行しているという現実もあります。
そこで、パパ活詐欺の実態と、騙されないためになにができるか、その対策についてもご紹介します。
パパ活詐欺って?
パパ活をしようと思ったのに実際に会ってみたら約束が違った、援助をもらうはずが逆にお金を取られてしまった、身体の関係を迫られた、などの事態をパパ活詐欺と呼びます。
援助を受けたかったのに、援助をもらえるどころか被害を受けてしまったら夢へのやる気もなくなってしまいそうですね。
では実際にどういった種類の詐欺があるのでしょうか。
お金をくれなかった
援助をくれる約束で会ったのに援助をくれなかった、援助をはぐらかされ続け結局連絡が途絶えてしまった、というのも立派なパパ活詐欺です。
女の子側はパパ活に使った時間の全てが無駄になってしまいますよね。
最悪なのは食事の最中、
「ちょっとトイレ」
「ちょっと電話」
と席を立ったパパが戻ってこなかったとき。
もちろん、食事代も支払われていませんから、全額女の子が負担することになります。
連絡も取れず、結局は泣き寝入りするしかありません。
最初から女の子を騙す気の男性を見極めるのは難しいですが、パパ活サイトを通じて知り合った男性とは、本当に信用できるまで会わないというのが得策でしょう。
援助をくれない男性に対しては、「パパ活詐欺に遭った友人の話」として援助をくれない男性がいるという話をしてから、「不安だからデートの最初に援助をもらいたい」と申告すれば時間を無駄にしなくて済みます。
また、食事の最中に逃げられないようにするためには、パパが席を立った時に荷物を一緒に持っているかチェックすることです。
もし荷物を持っていた場合、先制して「急用が入ってしまったので私もこれで失礼します」と言ってしまいましょう。
実際にパパにその気がなくとも、警戒心が強いと印象付けておくことは悪いことではありません。
保証金詐欺
「援助のお金を会社の経費として処理するために最初に保証金が掛かってしまう。もちろんあとで返金するからお金を預けてますか?」
と言って最初に何十万円か渡してしまい、そのまま連絡が取れなくなってしまったということは実際にあります。
援助をもらえないどころか大金を騙し取られてしまうという非常に深刻な詐欺ですが、女の子側もパパ活をしていることを周りに知られたくないという思いがあるため、実際に訴えることはできないという現状があります。
また、「キャッシュカードと暗証番号を渡してくれればそこに援助を振り込むよ」と言ってキャッシュカードを渡し暗証番号を教えてしまった方もいます。
当然ですが、振り込みにキャッシュカードも暗証番号も必要ありません。
パパと連絡が取れなくなり、気づいたら口座の残高が0だったというようなことにならないように気をつけてください。
援助交際扱いされた
パパ活は本来、肉体関係のない関係ですが、男性の中には援助交際と同じと思い込んでいる方もいます。
パパ活サイトで出会い、実際に対面し、食事をしたあとで「ホテルに部屋を取っているから」と言われてしまった、という女性も意外にいるのです。
「身体の関係なしに援助はあげられない!」
と男性に言われてしぶしぶ寝てしまったり、援助を諦めてしまう女性も少なくありません。
実際に会う前に条件等のすり合わせをしておくと、直前になってもめることもなくなります。
「援助交際をするつもりはない」と事前にきっぱり断っておくと、援助交際目的の男性は去って行くので、実際に出会うのは誠実なパパだけということになります。
それでももしも肉体関係を迫られたら毅然とした態度で断るようにしましょう。
いずれにせよ、援助交際目的の男性とパパ活目的の女の子では関係が長続きすることはないので、次のパパを探す方が得策です。
パパのはずが彼氏に?
パパ活目的で男性と出会い、デート、食事、買い物などを重ねていくうちに、パパがいつのまにか彼氏のつもりになっていた、ということもあります。
そうなってしまうと、パパからの束縛が始まったり、時には女の子自身に別の彼氏がいることを許せなくなったりすることもあります。
パパから彼氏になったという例もないわけではありませんが、それは双方惹かれ合ってお付き合いを開始した場合です。
どちらか一方の思い込みでは恋人関係はスタートしません。
パパのつもりが彼氏になっていたというのも立派なパパ活詐欺なのです。
もしも
「君は僕の彼女だよね?」
「僕たちはつき合ってるんだよね」
と男性が言い始めたら、要注意。
あなたと私の関係はパパ活以上でも以下でもないということをきちんとパパに伝えましょう。
その上でさらに関係性を誤魔化そうとする人の中には、あなたをだました上で既成事実を作ってしまおうと考えている人もいます。
一度身体を許してしまうと、「つき合っていないのにあんなことするの?」と言われ、逃げ道がなくなってしまうこともあります。
くれぐれもホテルに引っ張り込まれたり簡単に身体を許さないように気をつけてください。
被害女性に多い特徴
パパ活詐欺に引っかかってしまう女性の特徴としては、
人がいい
優しい
流されやすい
など普通の詐欺に引っかかる女性の特徴がそのまま表れています。
例えば、身体の関係がないという前提のもとでパパ活をしていたとしても男性側から
「みんなやってるんだよ」
「普通、身体の関係がないと誰も援助なんてくれないよ」
と繰り返し言われて流されるまま男性と身体の関係を持ってしまったり、
「手持ちのお金がないからここだけ払っておいてもらえる? あとで返すから」
と頼まれて食事代を出し、
「お金を下ろしてくるね」
とコンビニに行ったはずの男性が戻って来なくなってしまったりなどが詐欺被害の状況です。
毅然とした態度を取り、男性の言うことに流されないように注意してください。
パパ活は何が起こっても自己責任という部分があります。
さまざまな人と関わることで自身の人間性も磨かれていくパパ活ですが、くれぐれも人を見抜く目を持つようにしましょう。
パパ活詐欺に巻き込まれないために!
パパ活詐欺に巻き込まれないためには、自分の意志をきちんと持ち、断る勇気を持つことが大切です。
少しでもおかしいなと感じたり、違和感を抱いたりしたら、その男性は信用することができません。
まず会う前にメール連絡、電話等できちんと相手の男性を判断しましょう。
パパになってくれるという男性はひとりではありません。
自分自身が魅力的な女の子になれば、好条件のパパと出会うことができます。
パパ活が成立する大前提にはふたりの信頼関係があります。
詐欺に巻き込まれないためにも自分を磨きつつ、たくさんの男性の目に留まるようにしましょう。
そして、いざパパ活をする際には、信用できる男性を選ぶようにしてくださいね。